栄養バランスを考える

キャットフードに含まれる添加物

日本に2人以上で暮らしている世帯の約半数の人たちがなんらかのペットを飼っていると言われています。
大切なペットにあたえるペットフードは当然安全な食べ物なのだろうと考えている人もいるかもしれません。

実際はコストを下げて販売をするために、人間の口に入ることのない部位を使用したり合成添加物が多く含まれたペットフードが数多く販売されているのです。
一昔前までは、ペットフードに関する基準や取締がほとんどなく人間に禁止されている毒物や腐った死骸などを平気で使用する業者もいました。
ペットフード安全法の施工により原材料や添加物の記載が義務付けられた今でも、詳しい添加物の内容を記載せずに“保存料”とだけ明記している業者もいるそうです。

また、“無香料・無着色”とだけ記載している商品にも注意が必要です。
一見、体に良さそうに感じますが保存料などについて一切明記がない場合は疑った方が良いでしょう。
良心的なフードメーカーの場合は、原材料・成分・原産国・賞味期限・事業者名・住所・添加物の有無などがパッケージやラベルに明確に表示されています。

愛するペットは自分で食べるものを選ぶことができません。
飼い主はペットのためにも慎重に内容を確認し購入することが必要になってくるのです。
では、キャットフードに使われている添加物にはどのようなものがあるのでしょうか?

ほんの一例ですがご紹介をします。

■ 防腐剤
BHA(ブチルヒドロキシアニソール)…酸化防止作用があり、エンジンオイルや工業用油脂、殺虫剤などとして使われていました。
非常に毒性の強い添加物で発がん性が高いと言われています。
BHT(ブチルヒドロキシトルエン) …石油製品の酸化防止剤、塗料の剥離防止剤として使われてきました。
BHAと同様、強い発がん性があります。
エトキシン…駆除剤や除草剤に使われるダイオキシン系の添加物です。
以前はほとんどのペットフードに使われていましたが、毒性被害が多く報告されたために使用しないメーカーも増えきました。
発がん性があり、脱毛・体重低下・皮膚炎などを発症する可能性があります。

■ 合成着色料
赤色2号 …発がん性があり、ウイルス性疾患にかかりやすくなると言われています。
赤色40号…亜硝酸ナトリウムを原料としており、魚などに含まれるアミノ酸と一緒に摂取することで発がん性物質に変化すると言われています。

■ 合成調味料
ペットフードに含まれる食品添加物の中でもっとも多く含まれており、種類も多く存在します。
ペットフードに風味をあたえてペットが食べやすい味に仕上げることを目的に使われています。

また、ペットフードに使用される合成調味料は、食品医薬品局の許可を得る必要がないため含まれている内容を詳しく知ることは大変困難です。
最近では、ペットフードに含まれる原材料や添加物に気を配る消費者が増えてきたため、内容を見直すメーカーが増えてきています。
原材料にこだわりを持って、無添加で作られる商品はそれなりに価格が高くなります。
ですが、毎日あたえていくものですからキャットフードに含まれる内容には十分に注意をして選んであげてください。
無添加のキャットフードについて、http://www.talesforthepetloversheart.com/で解説しているのでご覧になってみてください。