栄養バランスを考える

老猫のためのキャットフード

悲しいことですが猫は人間よりも早く年をとります。
猫の寿命は10年~16年と言われています。
1年を過ぎるともう大人になり、7年を超えたころからシニアと呼ばれるようになるのです。
子猫の頃から育ててきて、いつまでも子供だと思っていたのに…。
いつの間にか飼い主の年齢を超えて先に年をとってしまうのです。
大好きな猫とできるだけ長い時間を一緒に過ごしたい。
飼い主なら皆がそう思っているはずですよね。

猫も人間と同じように日常の食生活や生活習慣によって病気にかかりやすくなります。
実は毎日の食事内容が猫にとって、とても重要なのです。
猫の嗜好や習慣は生後半年くらいまでに決まると言われています。
ですから、子供の頃から健康に気をつけた生活を送ることが大切になります。
しっかりとした生活習慣と食事を続けることによって、高齢になっても無理なく体調を整えることができるのです。

猫も高齢になってくると、若い頃よりも運動量が減って一日に必要とするカロリー量が少なくなってきます。
そのため、若い頃よりもだんだんと食欲が落ちてきます。
今まで通りの食事をそのままあたえ続けていても必要な栄養素をしっかりと摂ることができない可能性があるのです。

シニア用のキャットフードは、カロリーを抑えながらも高齢の猫に不足がちな栄養素を補うことができ、消化機能の低下を防ぐなど健康面を考慮した栄養素が含まれています。
愛猫と長く時間を過ごすためには、その時の年齢や体調に合った食事をあたえることが大切になってくるのです。
猫の高齢期は大体7歳くらいから始まると言われます。
しかし、7歳を超えても元気に動き回る猫もいますから、7歳になったからと言っていきなりシニア用のキャットフードに切り替える必要はありません。
その子の体重や体型、一日の活動量などを見ながら徐々にシニア用のキャットフードに切り替えて行くと良いでしょう。

また、猫は偏食傾向が強いところがあるので、猫が好む食事ばかりをあたえていると、いざ、シニア用のキャットフードに切り替えた時に食べてくれない可能性があります。
キャットフードだけならまだ良いですが、病気になって薬を処方された場合でも食べてくれない場合があります。
猫の体調管理は飼い主の責任です。
日頃から栄養バランスを考えて偏りのない食事をあたえるように努力しましょう。
犬も年齢によって、与えるドッグフードが変わるようです。
詳しくはhttp://voiceisheard.com/hn.htmlに載っているので、猫と一緒に犬も飼っている方はご覧になってみてください。