栄養バランスを考える

消化しやすい生タイプのキャットフード

キャットフードの種類は3つに分けることができます。
1つは“カリカリ”と言われるドライタイプのキャットフードです。
水分含有量が10%以下なのでカビなどが生えづらく、長期保存できることが特徴です。

もうひとつは、半生タイプのキャットフードです。
水分含有量は20~30%程度でしっとりしていて柔らかく、子猫や老猫でも食べやすいことが特徴です。
製造方法の違う“ソフトドライタイプ”と“セミモイストタイプ”があり、どちらにも水分を保持するために潤滑調整剤が使用されています。

最後にご紹介するのが生タイプのキャットフードです。
生タイプのキャットフードとは、いわゆる“ウェットタイプ”と呼ばれているキャットフードになります。
水分含有量が70%以上あり、缶詰やパウチタイプなどの種類があります。
缶詰やパウチは密封性がとても高いので、開封前の状態がとても新鮮で保存期間が長いことが特徴です。
ただ、水分含有量が多いので腐りやすく、開封後はすぐに食べ切る必要があります。
夏場ですと数時間で傷んでしまうので食べ残しがあった場合はすぐに片付ける必要があります。

また、キャットフードを入れた容器はキレイに洗って、新しいキャットフードと古いキャットフードが混ざらないように気をつけましょう。
生タイプのキャットフードはドライフードよりも嗜好性が高く、高タンパクで高脂肪です。
ですので、ドライフードと比べるととても柔らかく本来の肉の食感が楽しめるので、好んで食べる猫ちゃんが多いことも特徴です。
消化のしやすい肉や魚のタンパク質を多く含んでいるため、消化・吸収が苦手な猫ちゃんでも安心をして食べることができます。

ただ、デメリットとしては、食感が柔らかいので残りカスが歯に挟まりやすく、本来の噛む力を失ってアゴや歯が弱くなる可能性があることです。
そして、生タイプのキャットフードばかりをあたえていると、生タイプの風味や食感に慣れてドライタイプのキャットフードや他の食べ物を食べなくなる猫ちゃんもいるようです。
さらに、生タイプのキャットフードは、必要なカロリーや栄養を満たしていない“一般食”が多いことも特徴のひとつです。
一般食は、素材そのものを活かして作られる単品料理なので、そればかりをあたえてしまうと栄養が偏って体調を壊す恐れがあります。
一般食はおかずのような感覚で主食にはなりません。
ですので、生タイプのキャットフードをあたえるときは、栄養バランスが考えられた総合栄養食のキャットフードをあたえるか、ドライタイプのキャットフードと混ぜながらあたえると良いでしょう。
また、こちらのhttp://xn--qckubrc3d4m.ws/9.htmlでは犬用のエサである、ドッグフードの人気ランキングがありましたのでこちらもご覧ください。
ドッグフードの種類については、http://www.arimahp.jp/に詳しく載っています。