栄養バランスを考える

子猫のためのキャットフード

子猫が成猫になるまでにおよそ12ヶ月の期間がかかると言われています。
生後40日くらいまでは母猫からのお乳や代用のミルクをあたえて育て、1ヶ月~2ヶ月頃になるとキャットフードをお湯でふやかすなどした離乳食を少しずつあたえます。
そして生後3ヶ月頃になると徐々に普通のキャットフードをあたえていくようになるのです。

ただ、注意をして頂きたいのがキャットフードはできるだけ“子猫用のキャットフード”をあたえる必要があるという事です。
成長期の子猫には成猫よりも多くの栄養素が必要になります。
免疫がまだ弱いこの時期に栄養が不足すると病気にかかりやすくなりますし、骨格や筋肉の発達にも影響をあたえます。
子猫用のキャットフードには、ビタミンE・ビタミンC・タウリン・ルテインなどの栄養素が成猫用のキャットフードよりも豊富に含まれています。
子猫に成猫用のキャットフードを絶対にあたえてはいけないと言う訳ではありません。

ですが、成猫用のキャットフードには子猫用ほどの高い栄養素が含まれていないため、あたえ続けていると子猫の成長に影響を及ぼす可能性が考えられます。
また、成猫用のキャットフードは子猫用と比べて粒の大きさも大きく硬さがあるため、子猫には少々食べづらいと言う難点もあります。
シニア用のキャットフードは成猫用と比べて硬さは少ないのですが、タンパク質やカロリーが控えめになっているので子猫の成長には適さないでしょう。
また、内蔵の発達が未熟な子猫に大人用の食べ物をあたえてしまうと、腸の働きを弱めてお腹を壊してしまう可能性もあります。

人間の赤ちゃんに大人と違う食事をあたえているのと同じように、未熟な子猫と成猫では必要な栄養素が違うため、あたえる食事の内容を変える必要があるのです。
子猫用のキャットフードは、成猫用のキャットフードと比べて豊富な栄養素が含まれている分、価格設定も少し高めです。
わざわざ子猫用のキャットフードをあたえなくても成猫用のキャットフードで十分!と考える人も少なくありませんが、子猫にとってこの一年間は丈夫な体を作る重要な期間です。
大切な成長期に十分な栄養をあたえる事ができないと、免疫力が弱く病気のかかりやすい体質になる可能性もあります。
また、キャットフードでアレルギーhttp://www.smallbama.com/が出ることもあるので、注意して選んであげてください。
今後、愛する猫がすくすくと元気に育っていくためにも、生後1年までは子猫用のキャットフードを選んであたえるようにしてあげましょう。