栄養バランスを考える

キャットフードで毛ツヤが変わる?

あなたの猫ちゃんの体調に変わりはありませんか?大半の人が、猫ちゃんに大きな変化がなければ大丈夫だと答えますよね。
猫の健康状態を知るためには外見を見るとわかると言います。
たとえば、「極端に痩せてきた・目ヤニが出ている・耳垢がついている・鼻水を出している・よだれが出ている・毛艶がなくなっている」などの症状がみられる場合があります。
その場合は、何らかの病気にかかっているか体調を崩している可能性があります。

極端に痩せてくることは目に見える大きな変化なので、すぐに体調を心配しますが、毛艶が多少悪くても体調が悪いとは考えない飼い主さんが多いかもしれません。
しかし、毛艶が悪いということは体調を崩しているというサインになります。
猫は一日に何回もグルーミングを行うので、本来でしたら艶があってスベスベした毛をしているはずです。

毛の艶が悪いということは、グルーミングをサボっている可能性があり、それは“グルーミングができないくらい体調が悪い”ことを意味します。
もし、猫ちゃんのグルーミングの回数が減って、毛の艶がなくなって季節に関係なく抜け毛が多いようでしたら、体調を崩している可能性があります。
自分でグルーミングを行えない状態のときは、一日1回でも良いのでブラッシングをしてあげるようにして下さい。
そのままグルーミングをしない状態が続くと、体が不衛生になり皮膚病や別の病気につながる可能性もあります。

また、胃腸炎や寄生虫病にかかっている場合も、脱水症状を起こすことによって、毛がパサついて艶がなくなることがあります。
栄養が不十分で皮膚が乾燥してただれている場合でも、毛の艶が悪くなりフケや抜け毛が増えることがあります。
まだ、病気になる前の初期段階でしたら“毛艶改善用のキャットフード”が販売されていますので、そちらをあたえてみる方法もあります。
毛艶改善用のキャットフードには、リノール酸・α-リノレン酸・アラギドン酸などの必須脂肪酸が配合されており、ビタミンなどの健康を維持するための成分を多く含んでいます。
軽く体調を崩しているだけでしたら、毛艶改善用のキャットフードをあたえる事で劇的に毛艶が良くなる可能性があります。
http://fridaynightrunning.com/kenami.htmlにもかいてあるのですが、毛艶を良くするにはビタミンAが必要なようなので、その成分も含んでいる商品だとさらに良いでしょう。
ただ、毛艶改善用などの体質改善のキャットフードをあたえても症状の改善がみられないときは、すでに何らかの病気にかかっている可能性があります。
ですので、すぐに病院に行って診てもらうようにしてください。