栄養バランスを考える

キャットフードをベースで選ぶ

キャットフードを選ぶときに一番重要なのが“原材料”です。
メーカーやパッケージで選ぶ前にキャットフードの材料に何が使われているのかをまずチェックしましょう。
「ペットフード公正取引協議会」によって、通常ペットフードのパッケージには必要表示事項が記入されています。

表示内容には、原材料の表示も含まれています。
原材料はペットフードに含まれている割合が多い順に表示されており、その合計が80%以上になるまでの内容が記載されています。
猫はもともと肉食動物なので、猫にとって動物性のタンパク質が一番重要な栄養源になります。
キャットフードの中には米やトウモロコシなどの穀物を主原料としている商品が多くありますが、肉食動物の猫にとって穀物はそれほど必要ではありません。

原材料の一番目が“肉”になっているキャットフードを選ぶようにしましょう。
ただ、肉類の表示にもたくさんの種類があります。
肉やミートとだけ表示されている場合は、鶏、牛、羊、七面鳥などの筋肉、舌、心臓、横隔膜などを使用しており、何の肉のどの部位を使用しているかまでは分かりません。
“鶏肉”“牛肉”“羊肉”“七面鳥”など、何の肉か使用されているか具体的に分かる表示のものを選ぶと、より安心でしょう。
“家禽肉(Poultry)”と表示されている場合は、鶏、七面鳥、アヒル、カモなどの家畜鳥類の骨、肉、皮などを使用しており、羽、頭、足、内蔵は含んでいません。
“家禽肉ミール(Poultry Meal)”と表示されている場合は、家禽肉を熱処理して乾燥させた粉を使用しています。
“肉副産物やミート副産物”と表示されている場合は、肺、脾臓、腎臓、肝臓、脳、血液、骨、胃腸などの動物の肉以外の組織を使用しています。

良質なタンパク質はほとんど含まれていないため、主原料として表示されている場合には避けた方が良いでしょう。
“肉粉(ミートミール)、鶏肉粉(チキンミール)、魚粉(フィッシュミール)“などと表示されている場合などがあります。
その場合は、骨、肉、皮などを熱処理して乾燥させた粉を使用しており、血液、ひづめ、角、胃腸などが含まれている場合もあります。

肉粉も避けた方が良いという人もいますが、副産物よりもタンパク質を多く含んでいるので、ある程度上位に表示されていても問題はないと思います。
ただ、副産物や肉粉の中には、人間が食べることのない“4Dミート”が使われている可能性もあります。
4Dミートとは“Dead:死骸”“Diseased:病気”“Dying:死にかけ”“Disabled:障害のある”と言う意味です。
また、表示が必要な80%の原材料以外の、残り20%の内容は表示をする必要がないため、何が使われているのか分からないのが現状です。

安く販売されているキャットフードの原材料の上位には、副産物や、米・トウモロコシなどの穀物が多く、良くても5番目に肉粉が入っている程度です。
安く販売されているキャットフードは、安価な穀物と質の悪い肉を使用して価格を下げている可能性があるのです。
キャットフードは日常的に購入するものなので、経済的なことも考えて安価な商品に走りがちです。
ですが、猫ちゃんの健康の安全を考える上でも原材料の内容に注意をして質の良いキャットフードを購入するようにしましょう。